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エロ
体の関係のこと。経験がない、上手くできない、そんな男のエロの記録。
エロの記録
6本- 誘われた夜、私は「明日が仕事で」と逃げた そういう雰囲気になって、相手が「今夜は泊まっていかない?」と聞いてきた。私は「明日が仕事で」と答えて、帰った。帰ったあと、ずっと「なぜ逃げたんだ」と考えてた。断ったのではなく、逃げた夜の話。
- キスを、しようとして、できなかった そういう流れになって、二人の顔が近づいた。相手は目を閉じてた。私はキスしようとして、できなかった。一センチの手前で、止まった。キスさえできない自分がいた夜の話。
- 相手の家に、上がった。それ以上、進めなかった デートの帰り道、「ちょっと上がってかない?」と相手に言われて、私は上がった。ソファに座って、お茶を飲んで、それから先に進めなかった。相手の家で何も起きなかった夜の話。
- そういう夜が、一度もなかった 三十代に入って、そういう夜が一度もない。手すら繋がなかった夜を何度も重ねてきた男が、エロの話を正直に書く。何も起きなかった夜の、いちばん奥にある話。
- 初めてが遅いことより、誰にも言えないことの方が重かった 私は三十歳で初めての経験をした。それまでセックス未経験のまま、遅いことを「隠し通す」ために十年を費やして、その間に一番消耗していたのは、経験そのものじゃなかった話。
- エッチなことは、実は「空気」で決まる 私は長い間、エッチなことは「どうやるか」の問題だと思ってた。でも実際は、ちゃんと誘ったことが一度もなかった。誘い方の話をするための、恥ずかしい話。