「察してよ」って言うなら、こっちの疲れにも気づいてくれ
自分の不機嫌は読み取ってほしいのに、相手の表情には腹を立てる。都合のいいエスパーを雇った覚えはない。
「言わなくても分かってよ」。
恋愛だと、たまにものすごく高性能な読心術を要求される。
記念日のこと、帰りたい時間、今どういう気分なのか。気づいてほしいことがあるのは分かる。好きな相手には分かっていてほしいよな。
じゃあ、こっちが疲れて表情が曇ったらどうなるか。
自分の気持ちだけは説明しなくても伝わる前提
「なんで察してくれないの?」
そう言われたとき、相手が話したくなかった事情もあるかもしれない。けれど、察せなかったことを即座に不誠実扱いされると、何を言っても後出しジャンケンになる。
反対に、同じ人がこっちの沈黙や疲れには「機嫌悪いのやめて」と言ったら、話が一段ややこしくなる。
そっちの不機嫌は翻訳必須で、こっちの疲れは表示禁止なのか。
伝えることは負けじゃない
察するという行為は、関係が長くなって初めて少しずつできるものだと思う。それでも外れるときは外れる。
「今日は疲れたから早く帰りたい」
「言い方が嫌だった」
「少し気にかけてほしい」
そのくらいは言葉で出していいじゃないか。
言葉にしない優しさもある。でも、言葉にしないことをルールにして相手を責めるのは違うだろう。
こちらにも気持ちはある
察する努力を全部放棄していい、と言ってるわけじゃない。
ただ、男の表情も感情も人間のものだ。
都合のいいときだけ「パートナー」で、疲れた瞬間に「サービス係」に戻すなよ。
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