帰り道 デートの帰り道に読む
考えたこと

モテない男が、モテない話を書く意味

モテない自分が、モテない話を書いて、誰の役に立つのか。書いてみて分かったのは、モテない男にとっての「答え」は、モテる人の言葉には載ってないということ。

このサイトを始めたとき、私は「モテない私が、何を書けばいいんだ」と思ってた。

モテる人の言葉は、モテない人には届かない

検索すると出てくる恋愛の話は、全部、モテる人か、モテる人を研究した人が書いてる。

「自信が大事」「話を聞け」「清潔感」——正しい。正しいんだけど、私には、その言葉が一度も届かなかった。

届かない理由は、多分、あれだ。「自信が大事」と言われて、私がどうしていいか分からなかった。正しい言葉は、正しいんだけど、モテない人間の「どこから手をつければいいか」には、答えてくれなかった。

私は、モテる過程を書けない

モテる人の体験談を真似しようとしたことは、何度もある。

でも、私にはモテる過程がない。私が持ってるのは、失敗した夜と、何も起きなかった夜だけ。

だから、書けるのはあれしかない。駅までの七分と、既読がつかない朝と、誘えなかった二回目。モテる人の話は、私の人生のどこにもない。

モテない話が、どこかの誰かに刺さった

サイトを始めてから、たまに、お返しの言葉をもらう。

「分かります」「俺も同じです」「それ、私のことかと思いました」

正しい恋愛論は、私に一度もその言葉をくれたことがなかった。モテない話は、モテない人の「ああ、私もだ」に届く。 それは、モテる人には書けない場所だった。

で、今はこうしている

今は、失敗した夜を、なるべく具体的に書くようにしてる。

恥ずかしい話ほど、細かく。恥ずかしい部分にこそ、モテない人が探してた答えが隠れてると思うから。

モテない男がモテない話を書く意味。それは、モテる人の正論が届かなかった場所に、「私もだ」を届けることだと思う。それが、このサイトの役目だ。

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