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アプリ

いいねが来なくて、アプリを消して入れ直した三年間

マッチングアプリで三年間、いいねが来ないたびに私はアプリを消して入れ直していた。消して入れ直すと、どうして「やり直せる」気がしたのかの話。

いいねが三日来ないと、私はアプリを消していた。そして三日後には、また入れ直してた。

消すと、なぜか「やり直せた」気がした

アプリを消す瞬間だけは、気持ちが軽かった。

消してる間は、私が「いない」から、いいねが来なくても落ち込まない。 そして入れ直した初日は、妙に期待してた。新しい私で、新しいスタート。そんな気がしてた。

でも現実は、入れ直した三日後には、同じ写真、同じプロフィール、同じ何も来ない私がいた。

消して入れ直しても、プロフィールは同じ

問題はそこだった。

消して入れ直しても、私の中身は何も変わっていなかった。 写真も、自己紹介も、趣味の欄も。ぜんぶ同じだから、来る結果も同じだった。

それでも私は、アプリを消すことが「次のチャンス」だと信じてた。消すたびに、新しい自分になった気がしてた。

アプリを消すのは、逃げるのと同じだった

今なら分かる。アプリを消してたのは、私が「選ばれない自分」から逃げてたんだ。

いいねが来ないと、プロフィールを見直せばいいのに、私はアプリを消す方を選んでた。見直すのは大変だから、消すことで、その日は逃げ切る。 三年間、ずっとそれの繰り返しだった。

で、今はこうしている

今は、アプリを消す代わりに、一か所だけ直すようにしている。

いいねが来ない週は、自己紹介の一文を直す。写真を一枚入れ替える。タグを一つ足す。消すのではなく、どこか一か所を変える。

アプリを消して入れ直すのは、私を変えなかった。でも、一か所直し続けたら、私のプロフィールは少しずつ変わっていく。

逃げないで、直す。それを選ぶようにしてから、ようやくアプリが「私の道具」になった。

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