帰り道 デートのあと、言いそびれたこと。
段取り

デートの送迎、こっちは無料タクシーじゃない

高速代もガソリン代も運転も。相手が寝ている間に誰が何を負担したか、ちょっと数えてみようか。

記事の場面を描いたオリジナルイラスト
帰り道 / scene 段取り

車を出す。ガソリンを入れる。高速に乗る。渋滞の中を運転する。帰りは相手の最寄り駅まで送る。

ここまで、全部一人の作業だ。

助手席の人が悪い、という話じゃない。隣で寝るほどリラックスできたなら、いい時間だったのかもしれない。ただ、運転してる側がずっと運転手をやっていたのは事実だろ。

デートの半分が「運転手の仕事」になっている

ドライブデートって聞くと、二人で車に乗って出かけた一日を想像する。

でも実際には、ナビを見て道を間違えないようにして、駐車場を探して、時間に間に合うように調整して、最後に帰りのルートまで考える人間がいる。

それを全部片方がやっていて、もう片方は「今日は楽しかった」と降りるだけ。

いや、俺ならそこ、楽しかったかどうか以前に、一言くらい労ってくれと思う。

ガソリン代の問題だけじゃない

「ガソリン代を割ればいいんだろ?」で終わる話でもない。

お金を分担しても、運転しながら喋って、乗り物酔いを気にして、遅刻したら謝る仕事は残る。疲れた顔をしたら「今日テンション低い?」と聞かれるなら、もはや運転中も接客だ。

逆に、運転を代われない人が悪いわけじゃない。免許がなくても、飲み物を買う、休憩を気にかける、帰路の時間を調べる、できることはいくらでもある。

問題は「何をしたか」より、「してもらって当たり前だったか」。

最後のひと言で全部決まる

「ありがとう、運転お疲れさま」。たったこれだけで、金額以上に救われることもある。

それすらなく、帰ってから「もっとリードしてほしかった」と採点が始まったら、さすがに待ってくれ。

こっちはデートしてたつもりだったんだが。タクシーに接客評価をつけるなら、まずメーターを見てくれ。

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